少年野球で声出しはなぜ必要?
少年野球では「声出しをしよう!」とよく言われます。
でも、いざ練習や試合になると声が出ない子も多いですよね。特に4年生以下の低学年チームは、恥ずかしさや照れもあって、なかなか大きな声が出にくいものです。
声出しにはこんな効果があります。
- 集中力アップ:声を出すことで頭も身体もプレーに向けられる
- チームの雰囲気作り:元気な声が響いているチームは盛り上がりやすい
- 相手へのプレッシャー:「守っているぞ!」という気配を出せる
だからこそ、声が小さくてもまずは「出す」こと自体に意味があります。
少年野球の声出しの種類
声出しにはいろんな種類があります。低学年チームでもすぐに取り入れやすい声掛けを紹介します。
守備位置についたとき
- 「オッケー!」
- 「こーい!」(ボールを呼び込む声。短くて元気に言いやすい)
プレー中の声掛け
- キャッチャーの指示を繰り返す(例:「ワンアウト!」「ツーアウト!」)
- ピッチャーに「ナイスボール!」
→ ソウタのチームでも「繰り返すだけなのに小声になっちゃう」ことがよくあります。でも、まずは小さな声でもOK。繰り返す習慣をつけることが大切です。
味方への励まし
- 「ナイス!」
- 「ドンマイ!」
攻撃中の声掛け
- 「一本!」
- 「いけるよー!」
円陣での声出し
- 攻撃前やピンチのときに「全力プレー!」「一本集中!」と全員で声を合わせる
→ 低学年でも参加しやすく、チームの一体感が一気に高まります。
少年野球で「声が出ない」原因
特に低学年チームで声が出ないのは、よくあること。
- 恥ずかしい、照れくさい
- どのタイミングで声を出せばいいか分からない
- 周りの子も声を出していないので、自分も出しにくい
- 学校や学年がバラバラで、まだ仲良くなれていない
ソウタのチームもまさにそう。いろんな学校から集まっていて、最初は遠慮がちで声が出にくい雰囲気でした。
声が出ない子への工夫
1. 小さなルールを作る
「守備位置についたら『こーい!』を言う」など、分かりやすいルールを決めると、声出しのきっかけになります。
2. キャッチャーの声を繰り返す
キャッチャーが「ワンアウト!」と言ったら全員で復唱。繰り返すだけだから簡単で、自然に声が揃います。
3. 褒めて習慣化する
「今日はナイス声掛けだったね!」と具体的に褒めると、子どもは次も声を出そうと思えます。
チーム仲が深まると声出しも増える
声出しは「性格」よりも「人間関係」が大きく関係しています。
仲良しの子同士だと自然に「ナイス!」や「ドンマイ!」が出るのに、まだ距離感があると声が小さくなりがちです。
仲良くなる工夫(普段の練習でできること)
- ドッジボール:全員で盛り上がれて一体感が生まれる
- キャッチボールゲーム:「何回落とさず続けられるか」に挑戦
- しっぽ取り・リレー:短い時間で大声が出やすい遊び
- 円陣で一言リレー:「がんばろう!」など一言ずつ回す
わざわざボーリングやイベントに行かなくても、普段の練習にこうした遊びを少し取り入れるだけで、チームの雰囲気は変わります。
仲良くなると声掛けが自然に増え、試合中の声出しにもつながります。
まとめ|低学年の声出しは「環境づくり」がカギ
- 少年野球の声出しには「守備」「プレー中」「励まし」「円陣」など種類がある
- 低学年で声が出ないのは普通。まずは「こーい!」のような短い言葉から始めよう
- キャッチャーの声を繰り返す・小さなルールを作ると、声出しが自然に習慣になる
- 仲良くなる工夫(ドッジボールやゲーム)を取り入れると、声掛けも増える
声出しは「無理やり」ではなく「雰囲気作り」から。
少しずつ声が出始めると、チーム全体が元気になって、試合の雰囲気もガラッと変わりますよ。
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