「ねぇ、これ何が書いてあるの?」
ある日、子どもの試合後に渡されたスコアブック。
びっしり書き込まれた記号、数字、矢印…。
「え、これって…まるで暗号!?(汗)」
実は私、野球のルールはなんとなく分かってきたけれど、
スコアブックとなると話は別。
正直、なにがなにやらさっぱり。
でもある日、「これ、わかるようになったら試合がもっと楽しくなるよ」と言われ、
思いきって“スコア解読”に挑戦することにしました。
\まずはこれをチェック!/
▶ スコアでよく使う「守備位置番号」&「記号」の早見表はこちら♪
記号・数字 | 守備位置 | 補足説明 |
1 | ピッチャー | 投手 |
2 | キャッチャー | 捕手 |
3 | ファースト | 一塁手 |
4 | セカンド | 二塁手 |
5 | サード | 三塁手 |
6 | ショート | 遊撃手 |
7 | レフト | 左翼手 |
8 | センター | 中堅手 |
9 | ライト | 右翼手 |
〇ー〇 | 守備連携のアウトプレー | 例6-4-3=ショート-セカンド-一塁(併殺) |
K | 三振 | 空振り見逃し共通 |
B | フォアボール | 四球 |
H | ヒット | 安打 |
2B/3B | ツーベース スリーベース | 二塁打 三塁打 |
HR | ホームラン | 本塁打 |
E | エラー | 守備ミスで出塁など |
WP | ワイルドピッチ | キャッチャーが取れない投球で進塁 |
PB | パスボール | キャッチャーのミスによる進塁 |
FC | フィルダーズチョイス | 野手の判断で他をアウトにし打者は生きる |
SB | 盗塁 | 進塁成功 |
CS | 盗塁死 | 盗塁失敗 |
→ | ベースを進塁を示す矢印 | 1→2は一塁から二塁へ進んだ |
× | アウト | 進塁守備どちらでも使用される |
犠打/犠飛 | 犠打バント 犠打フライ | 犠打=送りバント 犠飛=犠牲フライ |
守備番号⁺F | フライ | 例6F=ショートフライ |
G | ゴロ | 4G=セカンドゴロ |
スコアって何のためにあるの?
そもそもスコアって何のために書いてるの?
簡単に言うと「試合の記録帳」。
誰が打って、誰がアウトになって、どうやって点が入ったのかを
一目でわかるように残しておくためのものです。
監督やコーチが戦術を練るためにも使われるし、
実は親が見ても、子どもの成長や課題が見えてくる“宝の地図”なんです。
「数字」はポジションだった!
まずスコアに登場する「1」「4」「6」などの数字。
これ、選手の背番号じゃなくて【守備位置】のことなんです。
守備位置 | 番号 |
ピッチャー | 1 |
キャッチャー | 2 |
ファースト | 3 |
セカンド | 4 |
サード | 5 |
ショート | 6 |
レフト | 7 |
センター | 8 |
ライト | 9 |
たとえば「6-4-3」って書かれてたら、
ショート → セカンド → ファーストの順にボールが渡ってアウトになった、
つまり“ゲッツー(二重殺)”を意味します。
こんな記号も登場!
スコアには他にもたくさんの記号があります。
よく出てくるものを少しだけ紹介。
- 「K」=三振
- 「B」=四球(フォアボール)
- 「HR」=ホームラン
- 「E」=エラー
- 「→」=進塁(ベースを進んだ)
- 「×」=アウト
「え、まだあるの!?」って感じですが、
実は、よく使うものだけでも十分楽しめるようになります◎
読めるようになると何が変わる?
・あのとき、子どもが打ったヒットは何回目だったのか
・失点の原因はエラー?それとも四球?
・守備で関わったプレーは何回?
そんなことがスコアを見るだけで“見える化”されます。
親の目からは見えにくかった「子どもの頑張り」や「小さな成長」も、
スコアならちゃんと記録されてるんです。
無理に覚えなくても大丈夫
最初から全部読もうとしなくてOK!
まずは「ヒット打った!」「守備に関わった!」っていう部分だけでも
一緒に見つけてあげられたら、それだけで子どもも嬉しいはず。
ちなみに私は、スコアブックを前に「これは何だろう…?」と
子どもに聞くところから始めました。
それが会話のきっかけになったり、意外と楽しい時間だったりします♪
おわりに
「スコアって難しい」「どうせ分からない」って思ってたけど、
少しずつ解読していくうちに“野球観戦の楽しさ”が何倍にも膨らみました。
今では、スコアブックを見ながら
「今日のあのプレーすごかったね!」なんて話せるように。
あなたも、ちょっとだけ“スコアの世界”を覗いてみませんか?
意外とハマるかも♪