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はじめに
少年野球で注目されるのが「ピッチャーの球速」と「ボールの回転数(スピンレート)」です。
最近はスピードガンや回転数を測定できる機器も手に入りやすくなり、小学生でも数値を見ながら成長を実感できる時代になっています。
「うちの子はどのくらいのスピードが普通?」「女子でも男子に負けない投球はできる?」
そんな疑問を持つ保護者や指導者に向けて、今回は小学生投手の球速&回転数の目安を、男子・女子それぞれに分けてまとめました。伸ばすための練習法もあわせて解説します。
学年別:小学生投手の球速&回転数の目安(男子・女子)
学年 | 男子の球速目安 | 女子の球速目安 | 回転数の目安(男女共通) |
---|---|---|---|
1〜2年生 | 35〜55km/h | 30〜50km/h | 800〜1,200rpm |
3〜4年生 | 50〜70km/h | 45〜65km/h | 1,000〜1,500rpm |
5〜6年生 | 70〜100km/h(上位層は110km/h超) | 60〜80km/h | 1,500〜2,000rpm(女子は1,200〜1,800rpmでも十分) |
👉 低学年:球速よりも「正しい投げ方」を身につける時期。ケガをしないフォームを優先。
👉 中学年:球速・回転数ともに伸び始め、成長が数字に表れやすい。
👉 高学年:男子は球速が一気に伸びる時期。女子は回転数や制球力で男子に劣らない投球ができる。
実際に我が家でもスピードガンで計測してみました。
小1のルナは37km/h、同じく小3のソウタは59km/h。
そしてチームの中でも特に速い小3の子は79km/hを記録しました。
同じ学年でもこれだけ差があるのは、体格やフォーム、経験の違いが大きいと感じます。
ルナは球速は控えめですがフォームが安定していて無理がなく、ソウタは球速が伸びてきた分、回転数や制球力をもっと意識したいところ。
「数字で見える化」すると、子どもたちも楽しみながら成長を実感できています。
球速を伸ばす練習法
- 下半身強化:ダッシュ、ジャンプ系トレーニングで瞬発力アップ
- 体幹トレーニング:プランクやブリッジで安定した投球フォームを作る
- 短距離の全力投球:数より質を重視。フォームを崩さず投げられる距離で全力投球する
💡 低学年のうちは「数百球投げ込み」よりも、楽しく体を使った練習で十分なです。
回転数を増やす練習法
- 指先を意識したリリース練習:ボールを「押す」より「切る」イメージで、指先で最後まで回転を伝える。
- テニスボール/ゴムボールで感覚づくり:軽いボールで安全にスピンの感覚を反復。縫い目を意識して投げると◎。
- 計測で“見える化”:スピードガンや回転数計測アプリ/機器で記録し、練習前後の変化をチェック。
👉 数値で成長が見えると、子どものモチベーションが大きく高まります。
※ちなみに、小学生の学童軟式野球では変化球は禁止されています。だからこそ、この年代は ストレートの球速・回転数・コントロールを磨くのが最短ルート。伸びのある直球 を目指して基礎を固めましょう。
女子投手ならではの特徴
球速は男子に比べると劣る傾向があるものの、柔軟性を活かした回転数と制球力で勝負できます。
手首や指先がしなやかで、変化球の習得が早い子も多いです。
実際に女子投手が男子相手にエースとして活躍している例もあり、「球速だけがすべてではない」と証明しています。
保護者・指導者へのアドバイス
- 「球速」だけで子どもの成長を判断しない。回転数・制球力・フォームの安定も大切。
- 成長期の肩や肘はデリケート。学年×10球の目安(例:小4なら40球程度)や1日70球以内など投球制限を守る。
- 数字が伸びると子どもは嬉しくなりがちですが、焦らず「楽しく投げ続けられる環境」を整えることが長期的な成長につながります。
おすすめ練習グッズ
球速や回転数を伸ばすには、日々の「楽しい練習」と「記録」が大事。
実際に使いやすいおすすめアイテムを紹介します。
- 🎯
スピードガン(楽天で探す)
自宅や練習場で手軽に球速をチェックでき、数字が出ると子どもも大喜び! - ⚾
トレーニング用ゴムチューブ(楽天で探す)
肩や肩甲骨周りを鍛える定番アイテム。ケガ防止にも。 - 📱
回転数測定&球速測定
スマホ連動タイプもあり、データで成長を実感できます。
まとめ
- 小学生投手の球速は、1〜2年生で30〜55km/h、6年生になると男子は100km/h前後、女子は80km/h前後が目安。
- 回転数は低学年で800〜1,200rpm、高学年で1,500〜2,000rpmを目指したい。
- 男子は体格の伸びで球速アップ、女子は回転数や制球力で男子に負けない投球ができる。
- 最も大事なのはケガをせず楽しく続けること。球速や回転数はその先に自然とついてきます。
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